ブラジル_商標新制度適用延期

2019年10月2日付で、ブラジルもマドリットプロトコルに加盟致しましたが、それに伴い、いくつか大きな法改正が行われました。

また、マドプロ経由の出願だけでなく、ブラジルへの国内通常出願についても、2020年3月9日より下記の新制度が適用されることとなっていましたが、延期となってしまったようです。

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ブラジルの国内出願についても適用が予定されている制度

  •  多区分出願:1出願で複数の区分の指定商品・役務を指定できます
  •  共同出願:複数の権利者が共同で商標登録出願できます
  •  出願及び登録の分割:一部について拒絶を受けた場合や権利を移転する場合に、権利を分割することができます

延期になったのは、マドプロ経由の出願が理由です。多くの国では、登録査定後又は登録後に公告となり、異議申立期間が設けられますが、ブラジルは出願後・審査前に公告となります。ところが、マドプロ経由の出願は未だ公告されていないとのことです。マドプロ加盟に伴い、細かい規定や運用の改定が必要で、処理が滞っていると思われます。

 今後も新制度の運用開始について、新しい情報を入手しましたら、お知らせする所存です。

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この記事を書いた人

弁理士 土屋 亜希子

  • SSIPの商標担当弁理士
  • 国内外の商標出願の実績多数
  • 商標に関する情報を発信
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